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vol.34 菊地 裕太選手【みちのくコカ・コーラボトリング所属プロ(トップラン練習拠点)】世界の頂に挑戦!相生学院高校卒業生がテニス留学を経てプロ転向へ 目指すは4年後のロサンゼルスオリンピック!

2024 1/15
vol.34 菊地 裕太選手【みちのくコカ・コーラボトリング所属プロ(トップラン練習拠点)】世界の頂に挑戦!相生学院高校卒業生がテニス留学を経てプロ転向へ 目指すは4年後のロサンゼルスオリンピック!
目次

今月のトップラン vol.34 菊地 裕太選手インタビュー

「最終目標はグランドスラム制覇とオリンピック優勝!」

画像出典:https://sbc-dream-tennis-tour.jp/

「最終目標はグランドスラム制覇とオリンピック優勝!」

世界の頂へ挑戦するのは、トップラン発のプロテニスプレイヤー・菊地裕太プロ。

菊地選手は、トップランEXコース(相生学院高校)からアメリカ国内有数の名門校・カリフォルニア州立大学バークレー校(UCバークレー)へ進学。2023年にはプロ転向を表明しました。その直後には、国内最高峰の優勝賞金1000万円を懸けたシングルス大会「湘南美容Presents SBCドリームツアー」のファーストラウンドで見事優勝。西岡良仁選手をはじめとする国内屈指のプロテニスプレイヤーが参戦するファイナルステージにも出場しました。

現在は、トップランを練習拠点として活動する菊地選手。これまでの活躍を振り返りながら、今後の夢や目標を伺いました。

◆ 練習拠点はトップラン 石守校で菊地選手のテニスが見られるかも!

SBCドリームツアー決勝で羽澤慎治と握手する菊地雄太
画像出典:https://sbc-dream-tennis-tour.jp/

ー2023年にプロ転向を表明。今はどのような生活をされていますか?

トップランを練習拠点にしているので、日々石守校で練習に励んでいます。ただプロになると1年の半分は遠征になります。出場する大会のほとんどが国外なので、2023年12月終わり頃からしばらくは海外を飛び回ることになります。

ートップラン石守校に来れば、菊地選手に会えますね!

はい、会いに来てください(笑)。遠征以外は、ここで練習とトレーニングをしていますからね。

ーなぜトップランを練習拠点に?

トップランの練習環境は、国内でも群を抜いて素晴らしいからです。そもそも最新のトレーニング施設やテニスコートが1つの場所にまとまっていること自体珍しいと思います。僕は帰国後しばらく東京にいましたが、そのときは東京で練習をした後、神奈川に移動してトレーニングというのが日常になっていました。

さらにトップランにはガット張の腕前が一流のコーチもいて、ガットが切れてもすぐに対応してもらえます。そうした環境もプロにとってはすごくありがたいことですね。

◆ ここでやらないとプロになれない!相生学院見学後に進学を決意

ーいつからプロになろうと考えていたのですか?

プロになるのは小さい頃からの夢でした。4つ上の兄がテニスを始めた頃からテニスに興味があったようで、兄がレッスンに行くときは送り迎えに同行し、柵にしがみついて練習を眺めていたそうです(笑)。「自分もやりたい!」と言い続け、6歳になる前にようやく自分もレッスンに参加できるようになりました。

ー小さい頃から活躍されていたのですか?

一応、ジュニアの試合には出ていましたが、岩手県大会や東北大会では負けることがほとんど。ようやく全国大会に出場できたのは、中学2年生の秋でした。

ー相生学院高校を知ったきっかけは?

中学3年生のときに出場した全国大会を、相生学院テニス部監督の荒井先生が見に来られていました。その大会の予選リーグで、僕は第1シードの選手と対戦。相手は全国で一番強く、予選では1セットも落とさない勢いで勝ち進んでいて注目の的になっていました。

ただラッキーなことに、試合でワンセット先に取ったのは僕だった(笑)。その試合を見た荒井先生が、「一度でいいから相生の練習を見に来てほしい」と声をかけてくれたんです。

ー進学の決め手になったのは?

当時、相生学院には、全国でベスト8以上に入る実力のある選手が2人いました。その選手たちとヒッティングをしたときにものすごい衝撃を受けたのです。とにかくショットの質が自分のものとは全く違っていました。

さらに自分の中で印象に残ったのがテニスと向き合う意識や姿勢。

相生学院では、「全国大会で勝てるようになろう」ではなく、「目指すは常に日本一」「プロ選手になる」という意識で日々練習に取り組んでいます。意識の持ち方次第で、練習の質も成長の度合いも変わります。中学生ながらそのことを感じ、「ここでやらないとプロにはなれない」と思いました。

実は当時、岩手県内のテニス強豪校に進学する決意を固めていたのですが、相生学院の見学を機に、進学先を変更しました。

◆ 相生学院高校での学びはプロになった今も生きている!

ー相生学院高校での3年間はいかがでしたか?

自分自身が一番成長できた時期。テニスの技術はもちろんですが、人としてものすごく成長できた3年間でした。相生学院入学と共に「追う立場」から「追われる立場」になったことが大きかったですね。常にパフォーマンスを発揮し続けることの厳しさや難しさに直面しましたし、常にプレッシャーを感じていた時期もありました。でもそうした困難を乗り越えるために、私生活を見直したり、メンタルの強化を心がけたり、自ら考えて行動したことが成長につながったと思います。

ー相生での学びが生きていると感じることはありますか?

もちろんです。大学時代もプロになった今も、高校での学びは生きています。

特にアメリカのUCバークレー時代、僕は、最後の2年間キャプテンを務めていました。バークレーはチームメンバーが10人で、みんな国も違えば言葉も違う。しかもそれぞれにキャラクターが濃くて…(笑)。でもよく考えれば相生の仲間も日本全国いろんな地域から来ていたし、それぞれ実力があって自分をしっかり持っていた。そういう人たちを副キャプテンとして、キャプテンと共にまとめてきた経験は、大学で大いに生かせましたね。

ー大学生活で印象に残っていることは?

「ビッグスラム」言われる、スタンフォード大学との伝統の一戦が思い出に残っています。

勉強やスポーツにおいてスタンフォード大学は僕たちのライバル校!最後に僕がポイントを決め、4対3で勝利した瞬間のことは今も鮮明に覚えていますね。勝った瞬間、観客が総立ちになり拍手喝采。あの時のスタンディングオベーションやその後のシャンパンファイトはずっと記憶に残っていくでしょう。人生で一度あるかないかの貴重な経験ができました。

ーいいチームだったのですね!

UCバークレーは、チームの雰囲気が良く、「どうしてもここでプレーしたい!」と自ら志望して入った大学。ほかに声をかけていただいた大学もありましたがお断りし、一生懸命勉強して入学しました。

自分がこだわって選んだチームだけに、優勝できた喜びは大きかったですね。

◆ 直近の目標は世界ランキング400位 将来はグランドスラム&オリンピック出場へ!

ー今はテニスが仕事に。プロ選手として心がけていることは?

これまでは学生が本業でしたが、これからは違います。自分の生活もかかっていますし、出場する試合も自分で決めていかなければいけません。

しかもプロになると年間25大会ほど出場しますが、その中で優勝できるのはきっと1、2試合。負ける試合の方が圧倒的に多いわけです。だからこそ、常に気持ちを切らさず、勝てない23試合をどう戦い、自分の成長のために役立てられるかを考えるようにしています。

ーこれからの目標を教えてください。

最終目標はグランドスラム制覇とオリンピック優勝!

テニスには格付けがあり、ランキングを上げることで上位の大会への出場が可能になります。グランドスラムの1歩手前が「チャレンジャー」で、僕自身がいるのはその下の「ITF男子ワールドツアー(旧フューチャーズ)」。

現在、自身の順位がだいたい730位ほどなので、ここからの1年で400~500位まで順位を上げ、チャレンジャーの本戦に出られるようにするのが直近の目標です。そこからグランドスラム本戦へ出場できるようにランキングを100位まで上げていきたいです。

そして4年後のロサンゼルスオリンピックでは日本代表に!大学が西海岸だったので、多くの仲間が応援に来てくれると思います。ロスは絶対に目指したい場所ですね!

ー最後にテニスが上手くなる秘訣を教えてください。

「将来プロになりたい」「健康な体づくりを目指している」「生きがいを見つけたい」など、トップランに通う生徒さんにはさまざまな目的があります。

ただ僕のようなプロも含めて、すべての人に共通して大切なことは「楽しむ気持ち」を忘れないこと。プロのアスリートでも忘れてしまう人が多いのですが、楽しめなければ、上手くはなりません。楽しいと思えば、努力をするし研究もしますよね。

だからこそ、「楽しむことを大切にしつつ、勝負に対しては貪欲に!」を心がけたいですね。それが上達の近道だと思います。

プロフィール

菊地裕太(きくちゆうた)選手

みちのくコカ・コーラボトリング所属プロ
(トップラン練習拠点)

6歳になる前からテニスをはじめ、中学卒業後に相生学院高校へ。2017年の高校3年時にインターハイ3冠(シングルス・ダブルス・団体戦優勝)に輝く。在学時は、USオープンジュニアにも2度出場を果たす 。

高校卒業後にテニス留学で渡米し、名門カルフォルニア州立大学バークレー校へ進学。1年生でチームナンバーワンプレイヤーに。同大大学院のプログラムを修了した昨年2023年にプロへ転向。同年7月22日から開催された「湘南美容Presents SBCドリームツアー」のファーストラウンドでは見事優勝を飾る。

今後の活躍が楽しみなトップラン発のプロテニスプレイヤーの一人です!

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